田中
修業時代のお話をお願いします。
丸山氏
同期の方で一人先輩がいて、あとは、年齢的に上の方ばかりでした。
お菓子の修業はいちからの勉強でした。周りの人には恵まれていましたし、お菓子作りのいろんな事を学ばせてもらいました。
エピソードでは最初の修業先での事ですが、チョコレートを溶かしてくれと言われ、湯せんでしなくてはいけないのに直火で溶かしてしまって、仕事のペースも分からないし、その分無我夢中で勉強しました。
その頃から将来は独立してお店を出したいと思うようになりました。
田中
アンジェリーナの名前にしたのは?
丸山氏
いろいろ候補は出ましたけど悩みました。最終的にかわいい天使のようなケーキを作りたいと思い、響きも良くてこの名前にしました。
田中
オープンは何年ですか、また、オープン当時はどうでした?
丸山氏
平成2年9月のオープンで2008年で18年目です。
最初製造は私とパートさん、販売員の3人でのスタートでした。全然自分が思い描いた通りには行きませんでした。
現実問題として、その当時は独身だったんでそれなりの給料があれば生活できましたけど、理想としてはもう少し売り上げが伸びると思っていたんです。
最初は目標の半分も行かなかったですね。
最初はおしゃれなお店のイメージで出していたんですが、こだわったケーキしか出してなくてそれが全然売れないんです。
お店も殺風景でしたし、その当時には結婚して2年目の時にオープンの5周年チラシを近くのスーパーやコンビニでチラシを配ったりもしました。チラシを作って売り出しても売れなくて、地域性もあってあんまりおしゃれなケーキというものが受け入れられなかったんでしょうね。
アンジェリーナの名前のようにかわいい天使のようなケーキとはほど遠いですよ。
それから試行錯誤しながら子供さんから年配の方までいらっしゃいますので買いやすく老若男女に受け入れられるケーキを作ろうという事でトータル的にお店の雰囲気、商品構成、価格帯、接客の仕方を考え直しました。
それからシュークリームやロールケーキを出すようになって売れ始めました。売れるまで5年ほどかかりました。
ラッピングにも力を入れるようになり、アンジェリーナの名前のように楽しい雰囲気、かわいいお菓子等、5年の売れない日々があったからこそ今があるんだと思いました。 |